健康教室を開催しました!
2026年3月3日
2026年1月22日,総社市の池田分館にて,地域住民の皆さまを対象とした健康教室を開催しました.当日は11名の方にご参加いただき,講演会と健康測定を通して,日常の健康管理について理解を深める機会となりました.
今回の健康教室は,岡山大学病院薬剤部出身で寄付講座「地域創生在宅薬学講座」の三浦太郎助教とのご縁を機に実現しました.また,生活習慣病や健康食品の分野で活動されている株式会社サイディンの弘津辰徳先生にもご協力いただき,大学・病院・企業が連携して地域の健康づくりに取り組む企画として開催しました.
講演会ではまず,槇田崇志副薬剤部長が「お薬手帳」をテーマに説明しました.紙製のお薬手帳と電子お薬手帳の特徴に触れながら,災害や救急搬送などの緊急時にお薬手帳が重要な役割を果たすことを紹介しました.続いて,田中雄太副薬剤部長が肥満症に関連する生活上の注意点や最近の薬物療法について解説しました.最後に,弘津辰徳先生より生活習慣病と健康食品についてご講演があり,健康食品に用いられる「シクロデキストリン」という成分の働きについてもご紹介いただきました.
講演後には血糖値測定や骨密度測定を実施しました.参加者は自身の数値を確認しながら,現在の健康状態を振り返る様子が見られました. 参加者からは,特にシクロデキストリンに関する内容に関心が寄せられ,「単鎖オリゴ糖と環状オリゴ糖の違いは何か」「どれくらいの摂取が目安なのか」といった具体的な質問をいただきました.また,お薬手帳の活用について理解が深まり,日常生活での実践につながる内容であった様子がうかがえました.
今回の健康教室を通して,大学・病院・企業が連携することで地域に根ざした健康支援が可能であることを改めて実感しました.今後も継続して健康教室を開催し,地域の皆さまとのつながりを大切にしていきたいと考えています.
参加者と交流する田中雄太副薬剤部長(左)と槇田崇志副薬剤部長(右)
健康測定の様子(左:槇田崇志副薬剤部長,右:三浦太郎助教)
丸山里咲薬剤師に聞く成羽病院での出向活動
2026年2月5日
当院薬剤部の丸山里咲薬剤師が成羽病院へ出向して,約2か月が経過しました.本記事では,成羽病院での取り組みや現場での経験について,丸山里咲薬剤師へ行ったインタビューの内容をご紹介します.
成羽病院は,岡山県高梁市に位置する総合病院で地域医療の要となっています.病床数は一般病床43床,医療型療養病床12床であり,薬局は薬剤師3名,医療事務1名から構成されています.今回,丸山里咲薬剤師は薬剤業務向上加算の算定要件に基づく取り組みの一環として,同院へ4か月にわたり出向しています.
それでは早速,インタビューの内容をご紹介します!
Q. 今回,出向しようと思ったきっかけを教えてください.
A. 地域医療,特に山間部や過疎地域における医療の現状を,実際の現場で学びたいと考えたことが,出向を希望したきっかけです.岡山大学病院とは異なる医療環境の中で,地域に根ざした医療の役割や,患者さんの暮らしに寄り添う医療の重要性を直接感じたいと思いました.
Q. 成羽病院では,どのような業務を行っていますか?
A. 主に病棟業務を担当しており,入院患者さんへの服薬指導を中心に行っています.ご高齢の方や認知機能が低下した方もいるため,患者さんの理解度を意識しながら説明することを心がけています.また,入院期間が大学病院と比較して長く,お話しする機会も多くなるため,繰り返しお会いする中で気軽に相談していただける関係性を築き,安心して服薬できるよう支援したいと考えています.
Q. 業務を行う中で,岡山大学病院と違いを感じることはありますか?
A. 多職種カンファレンスにおいて,すべての患者さんの退院後の生活まで見据えた話し合いが行われている点です.医療面だけでなく,患者さんが地域でどのように生活していくかを考えながら,地域資源を踏まえて支援方針を決定されていて,地域に根差した病院の強みだと感じました.
Q. 出向してよかったと思う出来事がありましたら,教えてください.
A. ポリファーマシーのために薬を減らしたいと希望されていた患者さんの処方について,主治医に減薬を提案し薬剤調整を行えたことです.自宅では患者さん本人やご家族の方が管理することを考え,できるだけ簡潔な服薬内容となるよう意識して処方提案ができ,薬剤師としての役割とやりがいを改めて実感しました.
Q. 出向も残すところ約2か月となりましたが,今後の意気込みをお願いします.
A. 地域医療の現場で学べる一つひとつの経験を大切にしながら,成羽病院のチーム医療の一員として貢献していきたいです.ここで得た学びを今後の業務に活かせるよう,最後まで取り組んでいきたいと思います.
成羽病院での多職種カンファレンスの様子