岡山大学病院薬剤部

共同研究：株式会社カケハシと岡山大学、薬局薬剤師による患者介入の臨床的価値を解明

2025年5月19日

2025年5月12日、株式会社カケハシと国立大学法人岡山大学は、薬局薬剤師による調剤報酬項目に応じた患者介入の臨床的価値の客観的評価に関する共同研究を開始いたしました。

本研究は、株式会社カケハシが提供するクラウド型電子薬歴「Musubi」に蓄積された臨床データ（リアルワールドデータ）を解析対象とし、薬剤師の介入が患者アウトカムに与える影響を評価することを目的としています。

岡山大学病院薬剤部では、臨床現場での薬剤師の活動が患者の健康維持や副作用の回避、服薬アドヒアランスの向上などに与える影響を科学的に検証し、今後の医療政策や調剤報酬制度における評価のあり方についてエビデンスに基づいた提言を行う予定です。

本取り組みは、薬局における業務の質的向上や、持続可能な医療制度の構築にも資するものであり、今後の薬剤師業務の社会的価値を再評価する重要な一歩となります。