学会発表のお知らせ:第35回日本医療薬学会年会に参加しました

2025年12月16日

11月22日(土)より3日間神戸市において第35回日本医療薬学会年会が開催されました。

本大会では、「医療薬学の深化と広がり」をテーマに、日々更新される薬学的知見に加え、AIをはじめとした最先端技術を活用した新たな医療の可能性について、多くの参加者が活発な議論を行いました。会場は大変な熱気に包まれ、盛会のうちに終了しました。

座長を務められる西原茂樹 副部長と薬学部 山本和宏 教授

当薬剤部からは、座間味義人薬剤部長がシンポジウムのオーガナイザーを務められ、リアルワールドデータを活用した医療の質向上を目指すものから、ゲノム医療における個別化医療への取り組みなど、昨今の医療情勢における最先端の内容が取り上げられました。

また、西原茂樹副薬剤部長、黒田智主任、香西祥子薬剤師がシンポジウムのオーガナイザーを務められました。シンポジストとして香西祥子薬剤師、大川恭昌薬剤師が登壇されるとともに、一般演題では槇枝大貴主任、木村郁哉薬剤師、髙橋徹多薬剤師、髙津奈央薬剤師、岡野志のぶ薬剤師と当薬剤部から多くのスタッフが、それぞれの日頃の研究成果を発表しました。

発表の様子

  

そして、本大会のPostdoctoral Awardに大野由紀子薬剤師が受賞されました。受賞講演では、多くの参加者から関心を集め、非常に高い評価を受けました。

大野由紀子薬剤師の発表

大野薬剤師のコメント

この度は2025年度日本医療薬学会Postdoctoral Awardを賜り、大変光栄に思います。これまでご指導いただいた先生方、関係各位の皆様、選考委員の皆様に厚く感謝申し上げます。今後も臨床業務に取り組むとともに、研究成果を現場へ還元することで医療に貢献していきたいと思います。





本大会では、Postdoctoral Awardを受賞した薬剤師1年目である大野薬剤師をはじめ、若手からベテラン薬剤師まで幅広い層が活躍しました。当薬剤部では、日々の臨床業務の質向上はもちろんのこと、研究活動や薬剤師教育をさらに強化し続けることを目指しております。今回の学会発表を通じて、当薬剤部として多施設との連携の「深化」と今後の医療発展への「広がり」を目指して一層取り組んでまいります。